ネパール大地震 鎮魂アルバム2 ヒマラヤ アンナプルナ後編

 

5000mからの景色

ネパール大地震から2年  復興を願い、
ネパールの素朴な表情を多くの人に
知ってもらおうと作ったアルバム2作目は、
アンナプルナ街道の高度3500m〜5400mの
世界をお送りします。

ヒマラヤでしか見る事が出来ない圧倒的な大自然。
厳しい環境の中、たくましく暮らす人々。
文化、慣習、日常など。。

写真の背景情報や撮った時のエピソードや
小話なども入れているので、写真以外にも
いろいろ楽しめると思います^^

ネパールに行った事ある人もない人も、
このアルバムを見て、ネパールに興味を
持ってもらえたら嬉しいです^_^

マナン村を見る

マナンの高台(3700mほど)から、
氷河の雪解け水で出来た湖と村や山を見渡す。

富士山とほぼ同じ高さのマナン(3500m)は
高度順応によく利用される。

ここから先はますます荒涼とした雰囲気で、
風が冷たくなり、人間が住めない領域
入っていきます。

ヒマラヤらしい雪を被った写真の比率も
多くなってきますよ!
マナン村の生活

 

マナン村の生活2

上に上がれば上がるほど、文明から離れ、
時間が止まったかのような昔ながらの生活を
目の当たりにする。

乾燥した土地のせいか、石と土で出来た
簡素な造りの家に住み、蒔(まき)で火を炊き、
家畜と共にノンビリとした生活。

しかし、こんな辺境の地でも、若い人は
大抵スマートフォンを持っています。

戦後の焼け跡に立てたバラックみたいな家で、
真っ黒な顔をした兄貴がスマートフォンを
いじりながら、

『Facebookやってる?』
『さっき撮った写真、俺にも送ってくれよ~』

なんて事を言いながら、
スマートフォンをいじってるんですよね^^

通信環境はメッチャ悪いので、
なかなか繋がらないですが。。。

また登山道には、チョットした日用品を
売っているお店もあるんですが、
大抵お店の若いスタッフは、商売よりも
スマートフォンのゲームに夢中で、
客が何か買おうとしても、
仕事そっちのけでゲームに夢中です。

そして、それを見たおばあちゃんは、
「まったく!今の若いのは仕事もせずに
機械ばっかいじって、困ったものだ」
とでも言いたげに、冷ややかに
スマートフォンをいじる若い人を見ています。

なんか日本と同じ光景ですね^_^

やっぱり若い人や子供は、万国共通で、
新しいモノや最新のテクノロジーに興味を示します。

トレッキング中に撮影した写真を
Macに取り込んで編集していたら、
どこからともなく、子供が忍者のように
コソッ~と竹内の背後に忍び寄り、
ジッ~と後ろから覗き込んでいるんです(^-^)

フッと後ろに気配を感じて、パッと後ろを
振り返ると、ニタっ~とした顔で、Macの
画面を覗き込んでるのが、なんとも素朴で
可愛らしいです^_^

生活スタイル自体は今までと変わらないのに、
情報端末を手にする事で、今まで知る事が
出来なかった情報を得る事が出来たり、
世界中の人と繋がるチャンスを得る事が
出来るようになりました!

こんな辺境の地でも、確実に時代の流れ
押し寄せてますね。

 

マナン村を見る

トレッキング中、ふと後ろを振り返ると、
マナンの村が見える。

 

マナンからヤクカルカ

石造りの家に、赤、黄、緑、青、白の
鮮やかな旗が立っている。

チベット仏教の旗で、村の家々や峠の石塚など、
至るところで見かける。

タルチョと呼ばれる横つなぎの旗には
お経が書かれている。

環境の厳しいヒマラヤですから、
旗が色あせたり、ボロボロになったり
しますが、追加で新しい旗をつなぎ、
大切にタルチョを守っています。

山の中の露天商

こんな山の中にも露天商が。。
ヒマラヤではよく見かける。

チベット系民族は、もともとインドと中国を
結ぶ交易を営んできた人も多く、商魂たくましい。

 

ヤクカルカの紅葉

陽に照らされた白い山

森林限界を超えた、荒涼とした大地ならではの光景。

高度4000mを超えると、ほとんど緑がなくなり、
荒々しい土色の光景、そして雪が間近に
見られるようになる。

青空、土、雪
ヤクカルカから見る雪山

 

白い山をバックに

相棒のビムセンと記念撮影。
4000mを超え、だいぶ酸素も薄くなってきた。

 

レーダーの山小屋

誕生日パーティー

山小屋に着くのは、たいてい2時か3時頃なので、
夕食まで村を散策します。

でも、上に上がれば上がるほど、
荒涼とした大地で寒いし、天気も悪いので、
ここレーダー(4200m)では、山小屋の中で
過ごしました。

何のエンターテイメントがない山小屋でも、
トランプをやったり、一杯やったり、
サプライズ誕生日パーティーがあったり、
なかなか楽しいものです!

また、世界中からいろんなトレッカーが
集まるので、いろんな価値観や登山観に
触れる事が出来ます。

元々、わざわざ時間とお金と労力をかけて、
こんなへんぴな場所にくるわけなので、
皆、相当の変わり者www

皆、それぞれに独自のこだわりを持っているし。

・ひたすら山の写真を撮る事に命をかけた写真家
・登り納めと称し、今まで世界中で登った山を
回る老雄
・4歳でトロンパス(5416m)越えを狙う
無邪気な男の子
などなど。。

みんな個性的^^

こうした新しい価値感や世界に触れる事が、
山小屋で過ごすの楽しみのひとつ。

朝陽が昇る前の白い山

朝のヒマラヤ

朝のヒマラヤ
青空、白い雪、茶色と黒の大地

シンプルな光景だけど、空気が澄んで綺麗だ。

 

仏塔と馬とヒマラヤ

5000mを超えても、チベット仏教の石塔がある。
山を崇める気持ちは、日本と同じだ。

 

峠を越える馬

5000mを超え、人間がハァハァいいながら
登っているのを尻目に、物資を運ぶロバの隊列が
元気に追い抜いていきます。

ここは峠なので、
物資の行き交いがあるんですね。

また、竹内の後ろからは
馬に乗ったトレッカーもいます。

自分の足で登るのがシンドイから、
馬に乗って登頂する人もいるんですね。

先ほど紹介した、4歳でトロンパス越えを
目指すネーパル人の男の子も、
ちゃっかり馬に乗っています^^

さすがに、4歳で歩いてトロンパスを越えるのは、
チョットしんどかったようですね。

 

濃い青と白い山

5000mからの景色

息を飲む5000mからの絶景。

 

トロンパス登頂

ついにアンナプルナ街道トレッキングの
最高地点トロンパス(5416m)登頂!

パスと言うの名の通り、アンナプルナ山域の
北の峠であるトロンパス。トロンパスを登る事は、
「豊穣の女神」アンナプルナの外周を制すること。

喜びも感慨です^^

2014年のトレキングでは、マナンにて
大雪でやむなく撤退を強いられたが、
2015年は素晴らしい天気に恵まれ、
トロンパスを越える事が出来た\(^o^)/♪

ガイドのビムセンも、こんな天気がよくて、
風も穏やかなトロンパスは初めてだ!
っと言ってました。

こんなに穏やかな日もあれば、
一面真っ白な吹雪で方向が分からなくなり、
遭難して亡くなる事もある。

自然の気まぐれさを肌で感じます。

そんな想いに浸りながら、次は仏教とヒンドゥーの
聖地ムクティナート(3760m)を目指し、
急斜面を下っていきます。

 

ムクティナートからヒマラヤを望む一気に急斜面を駆け下りたら、
仏教とヒンドゥーの聖地 ムクティナート(3760m)
が見えてきました。

 

ムクティナート寺と景色

ムクティナート

ムクティナート(3760m)は富士山とほぼ同じ
高さですが、トロンパスを越えてから訪れると、
空気が濃く感じ、感覚的には平地と変わらない。

普通にサッカー出来そうです\(^o^)/

人間の適応能力ってすごい!

 

ムクティナート寺

仏教とヒンドゥーの聖地という事で、
お寺にお参りに行ってきました。

ムクティナート寺の内部

ネパールは、ヒンドゥーと仏教が融合し、
独特の宗教観が日々の生活に
溶け込んでいます。

人々は、ヒンドゥーのお寺にも行くし、
仏教のお寺にも行く。

ヒンドゥーと仏教を分けて考えるのではなく、
それぞれのいい所をブレンドして、
うまい事共存してるんですね。

多民族国家、多宗教の国は、たいてい内乱が
起きますが、ネパールではほぼ皆無。

世界に誇れる宗教観です。

人々の価値感は、宗教の影響を色濃く
受けるモノなので、外国を旅する時は、
その国の宗教観を観てみると、
いろんな発見があると思います。
鹿

ネパールのお寺には、よく鹿が祀られています。
なんでも鹿は悪いものを全部食べてくれるので、
縁起がいいと言われています。

日本でも鹿は神の使いと言われ、
奈良公園でも鹿がいますよね。

こうした大自然や動物を崇める思想や文化は、
日本と共通するところがあります。

 

太陽光熱

太陽熱を利用して、お湯を沸かす。
高地の特性を生かしたエコなアイディアですね。

 

黄色い紅葉

仏教とヒンドゥーの聖地 ムクティナートを後に
して、アンナプルナトレッキングのゴール
ジョムソンを目指す。

ふとムクティナート方面を振り返ると、
自然が色なすアートな光景が。。

 

おばさんと機織り

ムクティナート〜ジョムソンの間で、
ときどき機織りをしているおばちゃんを
見かける。

そういえば、ムクティナートでは
ハンドメイドの織り物をよく見かけた。

ムクティナートの特産品なのかもしれない。

 

草干し

こちらも昔ながらの方法で農作業をしている。
乾燥しているから、すぐ乾きそう。

 

まっすぐな直線

荒涼とした川沿い

ムクティナートからジョムソンに向かう道は、
荒涼とした大地で、ほとんど緑がない!

荒涼とした世界

乾ききった大地から、しばらく雨が降っていない
事がうかがい知れる。

ここは、かつてのムスタン王国の南に位置し、
西にタウラギリ(8167m)、東にアンナプルナ
山群の高峰を控え、谷間にある為、昼あたりから
ものすごい強風が吹きつける場所。

砂漠のように乾いた大地に、
ときおり台風並みの強風が吹きつける中、
砂嵐の中を進む行程。

なんど帽子が跳ばされかけたか!

フラットな道ですが、砂嵐の中を進むので、
なかなかタフなトレッキングになった!

トレッキングの最後に相応しい難関。
馬と荒涼とした大地

 

砂嵐に耐え、ひたすら歩き続けると、
突然、茶色の大地に、立派なお寺が出現!

ジョムソンの寺

ネパールで、こんな立派なお寺を見た事がない!

まるで城のようだ。

チベット仏教の聖地はジョムソンなのか?
と思ってしまうくらい、
その堂々たる威容に圧倒される。

ジョムソンは、聖地ムクティナートへの玄関口でもあり、
ジョムソン街道トレッキングの起点となる場所なので、
アンナプルナラウンドの中では大きな村。

なにせ国内線の空港があるくらいだからね。

信仰がうかがえる

屋根の上にも祠が。。。

 

お疲れ様でした。

という事で、2回に渡ってお送りした、
ヒマラヤ アンナプルナ編はこれで終わりです。

お疲れ様でした!

次回は、ネパールの素朴な人々の表情を切り撮った
「ネパールの素朴な人々編」です。

お楽しみに〜!

 

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)